2017年2月23日木曜日

ソードアートオンライン オーディナルスケール 観た (ネタバレ)

ソードアートオンライン オーディナル・スケール 観た.

わたしは、観てよかったと思った映画の後は、精神活動が活発化する傾向があります.それで今日は、渋谷TOHOでSAO-OSの最終回を観てバイクで帰ってきて、ノムネンに呑みに行きました.これはよっぽど面白かったのだろうなぁと客観的に自己分析している、自己啓発型人間のわたしです(ウソ).

SAOの何処が好きかと云うと、バーチャル世界の話なんだけど、リアルと密接にリンケージしていて、全般的にリアルに属するストーリーなところです.初老のアニヲタにとってはそのくらいの世界観の方が安心して観ていられるのよ.完全な異世界転生ものはツライのよ.

なので、SAOを観るにあたってのひら的チェックポイントは何かと云うと、現実セカイに存在する悪役がどのように設定されていて、悪役がどのような手段でバーチャル世界に介入するのか? を観るんです.いささか歪んだ見方ですが.

そういった意味において、SAO-OSは良かったと思いました.

それと、途中で、この映画は2時間じゃ終わらないだろうと覚悟しましたけど、ちゃんと完結しました.

以下はネタバレなので、まだ観てない人は読んではいけません.

























【SAO-OSにおける悪人の定義】
↓悪のご本尊はこの方、東京工業大学の重村教授.SAO開発者である茅場の師匠.
実を言うと重村教授はSAOで愛娘を亡くした被害者.重村教授は、AIによって愛娘を復活させようとしてオーディナルスケール(OS)を開発した.OSにSAOサバイバー達をおびき出し、SAOサバイバーのSAO時代の記憶を吸い出すのが重村教授がOSを作った理由.SAOの記憶を愛娘のAIに追加投入することでAIの完成度を極限まで高めることが重村教授の最終目的.
↓悪の手先のエイジ.彼もSAOサバイバーだが、闘わずに大人しくしていた.SAO世界で重村教授の愛娘の恋人だった.ゆえにエイジの目的は、元恋人の復活、恥ずべきSAO時代の記憶を全てのSAOサバイバーから抹消する事である.極めてクソな奴.

【HMIシステム】
SAOとOSのHMIシステムの違いについて説明しておく.

SAOは全意識没入型のインターフェース、すなわちヴァーチャルリアリティ(VR)であった.VRである事が、SAO閉じ込めというリスクを生じた元凶だった.

一方でオーディナルスケールでは、眼鏡型デバイスによるアーティフィシャルリアリティ(AR)が普及した市場に、AR型RPGとして参入したオーディナルスケールが闘いの舞台となる.つまりポケモンGOの発展したようなもの.

【オーディナルスケールの戦闘空間】
ARなので、戦闘空間はリアル世界の何処かである.
秋葉UDXの前の道を通行止めにして利用したり、恵比寿のガーデンプレイスだったりする.恵比寿ガーデンプレイスをAR戦闘空間として利用するのはアリだと思った.適度に閉鎖的だし、ギャラリーが地上階から見学しやすい.
↓この地下広場でキリトとアスナ達が闘ってた.写真のシャンデリアの向こう側のスロープの手前辺りでアスナが負傷した.

【あらすじ】
VRは好きだがARにはなじめないキリト.アスナはVRもARも大好きゲーム娘.オーディナルスケールにSAOのボスキャラが出現するという噂で、アスナらSAOサバイバーが多く参戦.キリトは怪しさを感ずる.
ガーデンプレイスでの戦闘で負傷したアスナが、SAO時代の記憶を喪失してしまう.医者からは何者かによって脳スキャンされた痕跡があると告げられる.
エイジと重村教授の尻尾を掴んだキリトだったが、新国立競技場での人気アイドルイベントにおびき出されたSAOサバイバー達が、強力な記憶吸い上げ攻撃を受けて殺される事がわかった.
それを阻止するためにSAOのボスキャラを倒しに向かうキリト達.
EDの後、総務省の菊岡が作った新SAOが登場し、SAO復活を宣言して本作は終了.
つまり、本劇場版は次回作の前宣伝だったのであ~る.

呆然

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