2017年4月27日木曜日

【執着】LED懐中電灯の定電流回路を自作する

いままでLED懐中電灯の性能評価を通じて不満点をあれこれと挙げてきました.

1)電流制限=電池持ち改善
オリジナル回路の電流レギュレーションが悪くて、リチウム充電直後に約1Aの消費電流からスタートする.そこまで明るくなくていいから、電池持ちを長くしたい.

2)5modeの廃止
明→中→暗→点滅→SOS という5モードがcyclicに切り替わる仕様がウザい、そんな機能は不要である.

3)リチウム充電地26650による電池持ち改善
リチウムの入荷待ちです.

4)電流源回路の自作
今回は、これを試しました.1と2を同時に解決できます.


【電流源回路の自作】
↓LED懐中電灯の分解はこの連載を遡ってもらうとして、メスを入れるべきプリント基板はこれです.YN-20-5と書かれています.電流レギュレーションが悪く、悪の5modeを司っているのもこの基板です.
↓改造したのがこれです.部品を全部外して、新しくICを1つと抵抗1本を載せてあります.回路図は後で解説します.
↓電池の出力電流を測定したグラフです.
赤いラインは、アルカリ単4電池3本の性能で、暗くてダメだなこりゃ.
青いラインは、リチウム充電地で、オリジナル回路の性能です.初期1A弱、中盤0.6Aぐらいで3時間持ってます.
緑のラインは、リチウム充電地で、改造回路の性能です.初期~末期まで約0.7Aをキープしています.電池持ちは3時間です.この安定した特性が欲しかった.

 ↓電流源として採用したICはMIC4802といいます.Rset=7500でLED電流=650mAに計算上なります.実測では680mAぐらいでした.

ちなみにMIC4802はマルツの通販で入手しました.マルツの半導体の品揃えは穴馬的に大したもんです.

道を拓くのは自助努力だという教訓.

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かしこ

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