2017年4月8日土曜日

proxxonフライス盤をCNCに改造する (21) ステッピングモータを壊しちゃったので完膚なきまでに分解する

今回は、久しぶりに「分解シリーズ」となってしまいました.

↓こういうステッピングモータを使っているんですが、ちょっと訳あって軸をトンカチで叩いたら物理的に壊してしまい、もはや回復不能になってしまったので、後学のため分解の刑に処することとしました.
↓まずは、ネジ4本で簡単にバラせる状態はここまでです.ステッピングモーターですから、細かい凹凸状の磁極がたくさん見られます.
↓固定子の巻き線および磁極の状況.こんな巻き線どうやって巻いてるのかな? 分解の意欲がモリモリと湧いてきます.攻殻機動隊のタチコマが構造解析大好きなのをフト思い起こしました.
↓固定子を全バラした様子.巻き線は意外と簡単にほどけました.A相とB層それぞれの巻き線をお団子にしてあります.バイポーラ巻き線なので2色です.約10mぐらい巻いてありました.絶縁のためのボビンはコアの上下からサンドイッチする構造です.
↓圧入だったり接着だったりして分解しづらい構造でしたが根性でバラした回転子がこちら.左側には軸とベアリングがあります.右側のギアのような物体の山は、回転子の磁極です.2ヶあるリング状の物体はマグネット.
↓回転子に埋め込まれたマグネットの拡大図.着磁パターンはよくわかりませんでした.昔の職場になら磁気現像液があり、着磁パターンを可視化できたのですがあいにく今はそんな特殊な物を持っておりません.
これでZ軸に使うステッピングモーターが無くなってしまったと思ったらそれはちが~う.予備を1ヶ用意してあるんだもん.

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かしこ

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